私はもう何年もピルを服用しています。
ピルについて勘違いされている男性、女性、とても多いと思います。
そこでピルのこと、私が感じたことを話させてください。少しでも知ってください。
ピル服用は避妊のためじゃない
ピルを服用しているなんて、なんか性生活に積極的な人だな、って思った人いませんか?
私がピルを服用するようになったきっかけは月経異常です。
日本人のピルを服用される多くの人が月経異常がきっかけなのではないかと思います。
避妊目的より月経異常克服の目的だということを本当に知ってほしいです。
そしたらもう少し服用しやすくなります。
月経異常とは
月経異常とは「正常な月経の範囲外にある状態」を言います。
- 月経痛(生理痛):その症状として下腹部痛、腰痛、頭痛、嘔吐、吐き気等
- 月経困難症:機能性月経困難症と器質性月経困難症とあり、器質性は子宮や卵巣の病気が原因となって引き起こされます。機能性は月経痛にあたり、特別な原因がなく症状が起こります。
- 過多月経:月経の量が多く、普段の生活に支障をきたす。
- 無月経:妊娠の可能性がないのに、3ヶ月異常月経が停止した状態。
- 生理不順:月経がなかなか来ない、逆に月に2回来るなどの周期の乱れ。
- 月経前症候群(PMS):月経が始まる数日前から神経過敏、緊張状態になり、むくみが出現し、食欲異常、抑うつ状態になり、日常生活に支障をきたす。
上記はよくある月経異常です。本当にさまざまな症状に悩まされるのです。
私は10年以上月経異常でしたが、みんなだって困ってることだし、と思って病院へいきませんでした。
毎月仕事に行けないほど、また周囲の人を困らせるほどの症状が出てきて病院へ行きました。
そこで処方されたものが月経困難症治療剤でした。
月経困難症治療剤と記載されていたものがピルでした。
実際、月経異常を改善するためにピルを処方することに私は驚きました。(本当に無知でした)
ピルの種類
ピルにはたくさんの種類があります。
よく聞くキーワードごとに大まかに分けました。
低容量ピル
まず大きく高用量、中用量、低用量、最近では超低用量とあり、
これは含まれる卵胞ホルモンの量が違います。
私はまず最初に月経困難症を相談した病院で、低容量のヤーズという薬を処方していただきました。
次に事情があって別の病院に通い始めた時に超低用量のフリウェル配合錠ULDに変わりました。
そして現在は超低用量のヤーズフレックスを服用しています。
副作用等の感想はまた後でお話しさせていただきます。
医薬品メーカーの違いだけで名前が違うという薬もありますし、ジェネリックのピルもあったりします。
3相性ピル
簡単に言うと1シート飲み続けるのは同じですが、3種類の配合量の違う薬を飲んでいきます。
一相性よりも二相性、二相性よりも三相性の方が、実際の体内で起こるホルモン変化に近いです。
アフターピル
緊急避妊薬。避妊を行えなかったりした場合に服用することで妊娠の可能性99%無くします。
服用方法はとても限られていて、とにかく早く服用する必要があります。
服用は1回飲むだけです。
今のところ日本では薬局での販売は認められていないので、しっかり医療機関に相談して手に入れてください。
ピルの種類はそれぞれ扱っている病院にもよるので医師と相談の上、服用してください。
ピルの副作用
ピルを処方される時に必ず言われる副作用があります。
血栓のリスクが高くなると言うことです。そのため服用される方はタバコを吸うこと・肥満に注意する必要があります。
しかし実際に血栓になるのは1年間ピルを服用した1万人のうちの9人の割合ですので、そこまで心配にならず、注意するくらいでいいかと思います。
そしてよく言われる「太りやすい」、「将来不妊になりやすい」は嘘です。
それより、むくみやすい、軽い吐き気の方がよくあるのではないでしょうか。
私は服用しはじめの頃、むくみやすい・なんとなく気持ち悪い・なんとなく便秘、がありました。
しかし数ヶ月すると無くなっていました。
種類によってもなんとなくの不快感は違ったので、医師と相談して種類を変えたりしました。
今のところ、自分にはヤーズフレックスが一番合っているかと思っています。
私も心臓がドキドキすることが頻発した時に血栓が心配になり、服用してから2年後位に医師に相談し、チェックしていただいたことがありました。もし心配な時はなんでも相談したほうがいいと思います。
ピルの注意点
私からの注意点が2つあります。
飲み忘れ
ピルは毎日同じ時間に飲まないといけないのですが、私はよく忘れてしまいます。
効果がなくなりますし、
自分の体感として、体調がすぐれなくなる気がします。
いつも周りの人が教えてくれたらなぁとか思います😂

冗談です。ちゃんと気にします。忘れないようにします。
性感染症
ピルは避妊効果がありますが、性感染症とは関係ありません。
しっかりゴムを利用してください。
まとめ
もし月経で悩んでいる人がいたら、これくらいなら、なんて思わないで、病院に行ってください。
月経で悩んでいる人が周辺にいたら、とにかく優しくしてあげてください。
(よくわからない、理解できないと思うのなら、月経の辛さは病気だと思って、優しく接してあげてください。)
薬に頼るのは良くないと思いますが、苦しみから抜け出すきっかけになるのなら良いと思います。
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